忘れじの行く末までは難ければ今日を限りの命ともがな/儀同三司母

「いつまでも忘れない」なんて言葉も、遠い将来まで続くことは難しい。ならば今日を限りの命であったら良いのに。

幸せとは難しいもので、一番幸せな時だからこそ不安になってしまうということがある。不幸はもちろん嬉しくないが、せっかく幸せの絶頂にいるのに将来のことを考えてしまうのだから、なんと人間はかなしい生き物なのだろう。

この歌はまさに新婚ほやほやの時に作られたものだとか。こんな歌を作ってしまったら、あとは下る一方ではないか。自らフラグを立ててしまった作者の運命に思いを馳せる。