あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり/斎藤茂吉

あかあかと照らされた一本の道があって、この道こそが自分の進む道だという。「たまきはる」は命に続く枕詞。

心象風景のような実際の光景のような内容に、意外なほどシンプルな意味の組み合わせがおもしろい。

自分の進む道を毅然と表面しているようでいて、読む人にも共鳴しやすい一般性をもつ名歌である。