待つといふ一つのことを教へられわれ髪しろき老に入るなり/片山広子
アイルランド文学の翻訳や、芥川龍之介との親交など、華々しい活躍をしたという作者。

その本人をして、ひたすら「待つ」を教えられた人生だったと歌う。

後悔を感じることはなければ、そのことを誇っているわけでもない、自身のあるがままを歌いこんだ作品。

自身が老を自覚したとき、果たしてこのような境地に至れるのか、ふと考えてしまう。