キャベツのなかはどこへ行きてもキャベツにて人生のようにくらくらとする/渡辺松男

キャベツの形状を人生に例える斬新さがおもしろい。

実際にあの形を見つめてみると、どうしてあのような形をしているのか考えるだけでわけがわからなくなって、なんだか怖くなってくる。

考えてもみて欲しい。葉とは光合成をするために存在する。どうしてそれを内へ内へ重ねていくのか。まったくもって無意味なことではないか。

事実、今でもよくわかっていないらしい。あれだけ身近でよく知っている野菜のことですら、わからないことだらけ。まさに人生と一緒、ということだろう。