いにしへの野中の清水ぬるけれどもとの心を知る人ぞ汲む/詠み人知らず

全盛期というものを考える。

今大活躍しているアスリートもアイドルもいつかはただの人に戻るわけで、だとすると今の熱狂はいったい何なのだろうなどと。

いつまでも絶頂は続かないという真実と、いつまでも続くのではないかと思わせる活躍との葛藤が、人を惹き付けるのではないだろうか。

小さい頃に見た憧れのスポーツ選手は、現役を退いてからも憧れであり続けるように、どこかのラインで一時の熱狂を超えた境地に至ることもある。

そんな存在を表すかのような歌である。