かようにも切なくきこゆモーツァルト疲弊しきった我がたましひに/しゅろ

仕事でつらめな昨今。モーツァルトのピアノソナタを聴いていて、冷えて固くなった心が少しずつほぐれていくような気持ちになった。

モーツァルトの音楽は人の心の動きと似ている。たとえ明るい基調の音楽であっても、ふいに不安なメロディが現れたり、思い出したように別のメロディに変わったり。どんな人間にも明るいだけの人、暗いだけの人はいないように、モーツァルトの音楽は、明るい音楽の中に死を匂わせ、暗い音楽の中に救いを与える。

実にくだらない日々を送っているが、聴きたいときにいつでもモーツァルトを取り出せる今という時代に感謝したい。切り替えて、また頑張ろう。